里山制作団体つち式の東千茅著「人類堆肥化計画」と「出合」

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先日、「人類堆肥化計画」の著者、東千茅氏が代表の里山制作団体「つち式」の”出合”に参加。腐葉土集めとタケノコ掘りをした。

土が良さそうなところを探しつつ、たけのこの先を足の裏で探りながら歩き・・・でも結局私だけ、自力でたけのこを見つけることが出来なかった。よって正確には「たけのこ掘りをした」ではなく、東氏が見つけた「たけのこを掘らしてもらった」。

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タケノコ掘りがほぼ初めての私に、東氏は分かりやすく掘り方のコツを教えてくれて、地中でたけのこがどんなふうになっているのか、全貌を見せてくれた。

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全貌を露わにされたタケノコが木漏れ日のスポットライトを浴びて、少し恥ずかしそうにしてるように見えた。

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私は筍を一つも見つけられなかったのだけど、東氏は次々と見つけてはシャベルで掘り起こしていて、「すごいなぁ!」とついつい笑いながら言ってしまう程だった。

同じ場所で並行して腐葉土を集めたのだけど、たけのこ目当てに猪が掘り起こした後があちこちにあり、動物の糞が適度にパラパラとある。表面に積もる枯れ葉を除けると、下から出てくる土は黒くてフカフカ。私も畑仕事にこんな腐葉土を使いたい。でもだからと言って、”その腐葉土”を使いたいのではなく、私が住む場所の近くにこんな場所はないか、無いとしたら、この腐葉土を目指して自分で作るか。

「自分が手の届く範囲で、自分が出来ること」
東氏の家を訪ねると、そんなことを考えるきっかけをいつも持ち帰る。自分が今住む場所で、やりたいことをどんなふうにするか見通しがついたり、しばらくしてから「あれはこういうことだったのか」と気付いたりすることも多々ある。

「みかさんち」の「小さな畑と養鶏」も、東氏に大きな影響を受けている。

この里山での作業を一緒に行う「出合」は、次はこの週末、4月24日(土)。興味のある方は、詳細はこちら→「四月の出合

そんな東千茅氏が20代で始めた里山生活。稲や大豆、野菜を無農薬不耕起栽培しながら鶏を育て、自分が食べるものを出来るだけ自給する生活。自然のサイクルの中に嬉々として入っていき、そこで生かし生かされ、様々な生き物と共に、更に多種が蠢く環境を作ろうとしている様を見ると、「生きるとは」ということを考えずにはいられない。

東氏の著書「人類堆肥化計画」では、まず最初に、「里山生活に付随する質素なイメージを払拭するために」、様々な引用を挟みつつ、里山を美化する世の考えを刈り取っていく。

この本を読んで以来、子ども達との会話に「動物も植物も全部、生きてるものを殺して食べて、私たちは生きてる」という言葉が出てくる回数が増えたし、それを意識する回数が圧倒的に増えた。インスタ映えする料理の写真を撮ったり観たりしても、以前と違う角度からも観るようになったし、感じ方も変わった。ものの本質を美化せずありのままを捉えるきっかけをくれた、彼の著書や雑誌。

東千茅著「人類堆肥化計画」
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16431059/

Amazon
https://www.amazon.co.jp/人類堆肥化計画-東-千茅/dp/442239004X

「つち式の雑誌」

つち式 powered by BASE生命の弾倉としてのライフマガジン「生きる」という、今や比喩表現でしかないこの営みを、あくまで現実的に根柢から生き直そうとすtsuchishiki.thebase.in

これらが売れたお金は、
里山が更に多種で蠢く環境になるために使われる。つち式の活動は、すでに稲作、畠作、養鶏、草刈りと多岐にわたるが、今後これらに杉山を雑木山に育む活動を加えた二百年の里山制作計画「里山二二二〇」を推し進めていくそうだ。私はそれをただ応援したい。

200年のこの計画が進むためには、それに関わりたい、と思う若い衆が増えたらいいなと思う。東氏の活動に興味ある、東氏みたいな生活をしたいと思いつつ出来ていない、東氏の活動に参加してみたい、と思った若い衆は、ぜひ出合の日をチェックして、参加してみて欲しい。どのつち式メンバーよりも若くない私が出合に行き言うのもなんだが、つち式メンバーのように伐採などの力仕事も出来ないけれど、私が出来る畑仕事のようなことには参加さしてもらい、それを発信することで、少しでも若い方の目に留まって、200年計画が進めばいいな、と思う。

自分が関わる里山で出遭う他種を嬉しそうに眺める東氏。先日のタケノコ掘りでも、出てきたミミズを指に絡めながら嬉しそうな顔をしていた。生き物好きの9歳長男は、東氏の畑や田んぼに行った後は「最高やった!」といつも満足そうな顔で言っている。私もそこで、たくさんの学びを頂いている。

「里山二二二〇」が、順調に進んでいきますように。

そこからの学びから、私も自分が住む環境に多種が蠢くよう、感じることを実践していくのみ。

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